過払い金請求
「過払い金請求をすると、クレジットカードが使えなくなるのではないか」
と不安に思う方も多いかもしれません。
確かに、状況によってはクレジットカードの利用が制限される可能性もあります。
例えば、過払い金請求を行った際に、その情報が信用情報機関に登録され、これがクレジットカード会社の判断に影響を与えることがあります。
しかし、必ずしもクレジットカードが使えなくなるとは限りません。
これはあくまでケースバイケースで、クレジットカード会社が判断するものです。
過払い金請求をしたら必ずクレジットカードが使えなくなるわけではないのです。
この記事では、過払金請求後にカードが使えなくなる理由と対処法について解説します。
過払い金請求でクレジットカードが止まる理由とは?
そもそも、過払い金請求とは?
過払い金請求とは、消費者金融やクレジットカード会社からお金を借りていた方が、
法定金利を超える利息を支払っていた場合に、利息をを取り戻す手続きのことです。
法定金利とは、法律で定められた利息の上限のことです。
例えば、過去に20%を越えるような高金利で借金をしていた方は、
過払い金が発生している可能性があります。
この手続きは借金を減らすわけではありません。
あくまで払い過ぎた利息を返還してもらうものです。
そのため、過払い金請求じゃ。借金の減額や免除を目的とする債務整理とは異なります。
そのため、信用情報に大きな影響を与えることは通常ありません。
クレジットカードの利用と過払い金請求の関係
過払い金請求は債務整理とは異なるため、信用情報への影響は比較的少ないです。
ただし、過払い金請求を行った場合、その情報が信用情報機関に登録されることがあります。
信用情報機関とは、個人の信用情報を管理する機関のことです。
この情報がクレジットカード会社に影響を与えることがあり、場合によってはクレジットカードの利用が制限、契約を解除されることもあります。
例として、過払い金請求をした後、クレジットカードが更新できないケースもあります。
しかし、必ずしもクレジットカードの利用が拒否されるわけではありません。
最終的にはクレジットカード会社の判断によります。
そのため、過払い金請求をしても、クレジットカードが引き続き使えることもあります。
過払い金請求でクレジットカードが使えなくなるケース
過払い金請求の結果として、借金が残ってしまう
ただし、以下のようなケースでは、クレジットカードの利用に影響が出る場合があります。
まず、過払い金請求の結果として、借金が残ってしまうケースです。
例えば、借金100万円に過払い金80万円が生じていた場合です。
この場合、差し引き20万円の借金が残ります。
借金が残ってる状態で過払い金請求をすると、過払金と借金が相殺されます。
そして、残債務に関しては、任意整理などの債務整理手続に移行することになるのです。
結果、債務整理をしたものとして信用情報に事故情報が登録されることとなります。
いわゆる「ブラックリスト入り」状態です。
ブラックリストとは、信用情報に問題があると判断された場合に記録されるリストのことで、このリストに載ると、一定期間、クレジットカードの新規発行や利用が難しくなります。
一旦カードを停止する必要があるとき
また、過払い金請求を行ったカード会社が、そのカードの利用を停止する場合もあります。
これは、過払い金返還手続き中のトラブル防止等を目的に行われることがあります。
また、取引を見直すということも生じる場合があります。
具体的な例として、過払い金請求を行った後に、クレジットカードが更新されず、利用停止になったというケースも報告されています。
例として、過払い金請求をした後、クレジットカードが更新できないケースもあります。
しかし、必ずしもクレジットカードの利用が拒否されるわけではありません。
最終的にはクレジットカード会社の判断によります。
そのため、過払い金請求をしても、クレジットカードが引き続き使えることもあります。
過払い金請求でクレジットカードが止まらないようにするための対処方法
過払い金請求をした後にクレジットカードを使うための対処法
一方、過払い金請求を行っても、クレジットカードが引き続き使える場合もあります。
例えば、過払い金によって借金を完済し、残債がなくなった場合です。
この場合は、信用情報への影響は少なくなるため、他のクレジットカードの利用に支障がないことが多いです。
また、残債が過払金より多い場合は、過払金請求を見送るというのも方法です。
過払金の調査自体は信用情報機関に事故情報が登録されることはありません。
ですので、新たな借り入れやクレジットカードの利用が可能です。
さらに、過払い金請求を行ったカード会社以外のクレジットカードについては、通常通り利用できるケースがほとんどです。
これは、過払い金請求が特定のカード会社との取引に限定されるためであり、他のカード会社には直接的な影響がないためです。
例えば、A社のカードで過払い金請求をした場合でも、B社のカードは問題なく使えるということです。
このように、過払い金請求を行った後でも、全てのクレジットカードが使えなくなるわけではないため、状況に応じた対応が求められます。
まとめ
過払い金請求を行うと、状況によってはクレジットカードの利用に影響が出る場合があります。 特に、過払い金請求の結果、借金が残ってしまい、債務整理手続きに移行した場合は、ブラックリスト入りすることがあり、一定期間クレジットカードの利用が制限されることがあります。
また、過払い金請求を行ったカード会社が、そのカードの利用を停止する場合もあります。 一方、過払い金によって借金を完済できた場合や、他のカード会社のクレジットカードについては、引き続き利用できるケースが多いです。
過払い金請求を行う際は、これらのリスクを理解し、自分の状況を考慮して判断することが重要です。 また、専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることをおすすめします。