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債務整理

任意整理でやってはいけない7つのことを時系列別に徹底解説!

任意整理でやってはいけない

任意整理は借金問題を解決する有力な選択肢です。

ですが、その前後にはやってはいけないことがいくつかあります。

任意整理でやってはいけないことを知り、計画的に進めることが、借金問題からの脱却と再発防止の鍵となるでしょう。
この記事では、任意整理でやってはいけないことを、時系列に沿って詳しく解説します。

任意整理を行う前にやってはいけないこと

新規借入れは控える

任意整理の手続きに入る前に、新しく借金をすることは大変リスクが高いです。

新たな債務が加わることで、手続きが複雑になったり、交渉の際に不利になる可能性が高まります。

例えば、新規の借入れによって、債権者から返済能力を疑われることとなります。

また、要求される返済金額が増えてしまうこともあるのです。

さらに、債務整理を前提とした借入れは詐欺とみなされるおそれがあります。

そうなれば、最悪の場合、刑事告発されることもあります。

もちろん、刑事告発により実際に逮捕や実刑判決に至るケースはほとんどありません。

ですが、そのような無用なリスクを冒す必要はありません。

債務整理をすると決めたら、新規の借り入れは絶対に止めましょう。

債権者との直接交渉は避ける

任意整理の手続き前に、債権者と直接交渉するのは避けるべきです。

債権者との交渉がうまくいかなければ、訴訟を提起されてしまう可能性があります。

また、自分で交渉すると、知識や経験不足から不利な条件を提示されてしまうこともあるのです。

例えば、自己流の交渉を進めると、返済条件が厳しくなり、後から専門家に依頼する際に余計な問題が発生してしまうことがあります。

債権者との交渉は専門家に任せることで、より良い和解条件を引き出せます。

専門家が間に入ることで、よりスムーズに進められるでしょう。

返済の滞納を放置するのは危険

返済の滞納を放置していると、債権者の対応が厳しくなり、訴訟を提起されるリスクが高まります。

長期間の滞納は、延滞損害金の発生を招き、借金の総額がさらに膨らむ可能性もあるのです。

例えば、滞納のせいで毎月の返済額が増えるだけでなく、最終的に返済の負担が大きくなってしまうこともあります。

滞納が発覚したら速やかに対処することが大切です。

例えば、返済計画の見直しや専門家への相談によって、状況を改善する手助けになります。

任意整理の最中にやってはいけないこと

新規の借り入れはNG

任意整理の手続き中も、原則として借金をしてはいけません。

これは、任意整理の手続き前と同様です。

そもそも、任意整理を行うと、信用情報に事故情報が記録され、新規の借入れが非常に難しくなるのです。

ですので、基本的はまともな業者からお金を借りることは難しいでしょう。

ただ、それでもなお、知人や友人等から借りようとする人もいます。

しかし、これでは問題の解決にはならず、負債が増えるだけです。

さらに、このような借入れは借金の管理を一層難しくするだけでなく、将来的に返済能力を低下させる危険性もあります。

任意整理中は専門家の指示に従い、他からの借入れは絶対に控えましょう。

自ら収入を減らす行為は控える

任意整理の最中に自分から収入を減らすことも避けるべきです。

例えば、任意整理中に退職したり、収入があるが、使い切ってしまうということです。

このような、無計画な行動や消費行動は、返済計画に悪影響を与えます。

自ら進んで収入を減らすのは、返済を難しくする原因になるのです。

もちろん、失業や病気などのやむを得ない事情は仕方ありません。

ですが、退職や無計画な支出に関しては、自分で管理できる範囲です。

任意整理中は収入を安定させ、返済計画に支障がないようにすることが肝心です。

返済の遅れは厳禁

任意整理中の返済は、計画通りに行うことが非常に大切です。

返済が遅れると、和解が破棄されてしまう危険性があるからです。

例えば、返済の遅延によって、債権者が再度法的措置を取ることがあり、手続きが中断してしまうことがあるのです。

また、返済計画に遅れが出ると、最終的に再度の手続きが必要になるケースもあります。

これにより、追加の費用や遅延損害金が発生する可能性もあります。

したがって、返済期限を守り、計画通りに進めることが重要です。

闇金からの借入れは絶対にダメ

任意整理中は信用情報に傷がつくため、正規の金融機関から借りることが難しくなります。

そのような苦境に付け込む、闇金業者や犯罪組織の存在には注意しましょう。

例えば、SNSなどで「お金を貸す」「あげます」という広告や書き込みがあります。

一見、これらはいい機会と思うかもしれませんが、ふたを開けてみると、それらのほとんどは闇金や詐欺業者なのです。

特に、闇金からお金を借りると、法外な利息や違法な取り立てを招く危険性があります。

これにより、借金問題にとどまらず、さらなる問題やリスクを引き起こしてしまいます。

そのため、金銭的に困っても、闇金に手を出すのは絶対にやめましょう。

知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれないように注意する

闇金だけでなく、知らないうちに犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。
近年問題となっている匿名・流動型組織犯罪がそれです。
これらは、いわゆる闇バイトというもので、トクリュウと呼ばれることもあります。
これは、SNSなどで実行役を募り、特殊詐欺や強盗などの犯罪を実行させるという特徴があります。(警察庁HPより

これらのグループはお金に困った人に声をかけ、様々な犯罪に誘い込もうとします。
例えば、以下のような話が出てきたら、非常にリスクが高いと考えられます。

危険な話の例犯罪に利用される可能性
銀行口座の買い取り振り込め詐欺の受取口座等にされる
無償のお金の受取り知らずのうちに受け子にされる
内容不明な物品を運ぶ違法品の運搬をさせられる
車等のレンタルの名義貸し犯罪に使用される
SNSで個人情報を聞き出そうとする名簿屋に流される

当たり前ですが、お金がないからといって、犯罪をしていい理由にはなりません。

このような話には絶対に乗らないようにしましょう。

任意整理後にやってはいけないこと

以前と同じ生活に戻る

任意整理を終え、借金を完済した後、生活レベルを任意整理以前と同じにするのも、避けた方が良いでしょう。

そもそも、以前の生活を維持するのには、借金が必要だったはずです。

にもかかわらず、以前と同じ生活水準に戻ると、また経済的な問題に直面してしまう可能性があるのです。

例えば、高額な支出を再開すると、再び借金を抱えるリスクがあるのです。

任意整理後は、慎重に家計等の計画を立てることが賢明です。

新たな借金なしで、安定した生活を目指しましょう。

信用情報回復と同時に借入れを再開するのは避けましょう

信用情報が回復したからといって、すぐに借入れを再開するのは控えるべきです。

多くの人は、借金が出来るようになったら、喜んで借りてしまいます。

ですが、債務整理で借金問題を解決したからこそ、再度の借入れには慎重になるべきなのです。

急いで借入れを再開すると、同じ問題を繰り返してしまう可能性があるのです。
例えば、再び借金をすると、すぐに返済負担が大きくなり、また債務整理が必要な状況に陥ることがあります。
信用情報が回復した後も、まずは経済的な安定を保つことは必要不可欠です。

利用するにしても、例えば、クレジットカードの限度額を低くするなどして、過度な利用を制限するのが賢明です。

まとめ

任意整理は借金問題の解決に有効な手段ですが、その前後には注意すべきことがあります。

手続き前は新たな借入れや債権者との直接交渉を避け、返済の滞納も放置せず速やかに対処しましょう。

任意整理中は新規借入れや収入を減らす行為を控え、返済計画を守ることが肝心です。
手続き後も闇金や犯罪に巻き込まれないよう注意し、以前の生活に戻ったり安易に借入れを再開したりせず、経済的な安定を保つことが大切です。
これらのポイントに気をつけることで、任意整理をスムーズに進め、再び借金問題に悩まされることなく、安定した生活を送れるでしょう。

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